内装リフォームで壁材をチェンジして気分一新！クロス以外の壁材とは？

新築時には壁材をクロス（壁紙）で統一したという人も多いかもしれません。そんな壁材を、内装リフォームでクロス以外のものに変えてみませんか？

クロスは安価で扱い易いので重宝される壁材ではありますが、クロス以外にもさまざまな壁材があって、それぞれに魅力があります。そこで今回は、内装リフォームで選べる壁材の種類について紹介します。

リフォームで施工できる主な壁材

クロス以外の主な壁材を紹介します。リフォームの際の参考にしてみてください。

タイル

タイルは水に強いので、キッチンやトイレ、浴室などの水回りによく使われます。カラーやデザインのバリエーションが豊富になりつつあり、高級感あふれるタイルも増えてきているのです。厚めで凹凸のあるタイルなら重厚感たっぷりで、照明が当たった時の陰影が高級感を演出できます。

石材

石をタイルのように加工したものをれんがのように並べて作る壁は、天然石でしか出せない風合いが魅力です。ゴツゴツした表面は、自然の荒々しい力強さを感じられます。迫力のある仕上がりになるので、部屋の全面を石材にするよりは、リビングのテレビ裏やエントランスなどアクセントとして使うのがおすすめです。

板材・古材

天然素材である木材は、シックハウス症候群の心配がない壁材として人気を集めています。板を並べて貼る「羽目板」は、ナチュラルな木目が温かみを演出できる素材です。壁や床、天井の下地として使われている「合板」を敢えて壁材として使うのも近年人気が高まっています。シナ合板、ラワン合板など、木材の種類によって異なる色合いや風合いが楽しめるでしょう。解体時に出てくる古材を壁材に使うこともあります。傷もまた歴史を感じられる味になり、武骨なインテリアとの相性も抜群です。

塗り壁

サンゴ礁由来の消石灰を原料にしている「漆喰」は、調湿効果が高いのが特徴です。プランクトンの死骸から形成される「珪藻土」は吸水性・吸湿性に優れていてバスマットやコースターなどに使われていますが、壁に塗ることでもその性能を発揮します。川砂を使う「砂壁」や最高級天然土である寿楽土を使う「土壁」も、どれも天然素材を使っているため、有害物質が発生する心配は不要です。職人の技による塗りの模様は、全く同じデザインにはならない唯一無二のもので、高級感があります。

パネル材

板状に成形をしたパネル材は、デザイン性の高いものが多く近年人気を集める壁材です。撥水や消臭、防音などの機能を持たせることができ、施工も簡単なのでDIYでも活用されています。

場所別・おすすめの壁材

リビングやキッチン、トイレや洗面所など、場所によっておすすめの壁材が次のように異なります。デザインや見た目だけでなく、機能面にも着目して壁材を選びましょう。

リビングダイニング

リビングダイニングは家族が長い時間を過ごす場所であり、来客があった際にもリビングダイニングに招くことが多いはずです。そのため、タイルや石材、パネル材をアクセントカラーとして、テレビ裏などにアクセントウォールとして使用すると高級感が出ておすすめです。壁に当たる照明を設置することで、より印象的なインテリアになるでしょう。キッチンとひと続きになったリビングダイニングは、水や汚れ、熱に強いパネル材にするのもおすすめです。

シンプルな壁紙にするなら、漆喰や珪藻土などの塗り壁もいいでしょう。塗り壁風のクロスもありますが、リビングダイニングだけは高級感を持たせるために塗り壁にする人も多くいます。

キッチン

油が飛んだり水で濡れたり高温になったりと、キッチンの壁は過酷な環境におかれます。タイルや不燃性を持たせたパネル材がおすすめです。

洗面所・トイレ

洗面所やトイレは、狭いスペースではあるものの毎日使う場所です。水を使うので、水が飛ぶ高さまでをタイルに、それより上を消臭効果のある珪藻土や漆喰などの塗り壁にすると機能的です。

寝室

寝室はリラックスして過ごしたい場所なので、お気に入りの壁材で自分好みの空間に仕上げましょう。木材で温かみのある空間にしたり、好みのパネル材を貼ってロマンティックな雰囲気にしたり、思い思いの壁材を楽しんでみてはいかがでしょうか。

その他

子ども部屋に人気なのが、黒板の壁材です。チョークでお絵描きができ、消せるので繰り返し楽しめます。子どものスケジュールやお便りなどを掲示したい場所やワークスペースの壁を、磁石が付く壁材にするのもおすすめです。

まとめ