おすすめの内装リフォームはクロスの張り替え!クロスの種類や機能を解説!

おすすめの内装リフォームはクロスの張り替え!クロスの種類や機能を解説!

内装をリフォームとは、キッチンやバスなどの設備を入れ替えたり、間取りを変更したりして機能性を向上させるための改装工事です。床や壁のクロスの張り替えも、人気の内装リフォームです。床や壁は面積が広いので、新しい種類・カラーのものに張り替えることで部屋の印象を変える効果もあります。

そこで今回は、壁のクロスの張り替えにスポットを当て、クロスの種類や機能、選ぶポイントを紹介していきます。

内装をリフォームするならクロスの張り替えがおすすめ

内装をリフォームして室内の雰囲気を変えたいなら、クロスの張り替えがおすすめです。壁は面積が広く日常的に必ず目に入るパーツなので、張り替えて今までとは違ったカラーや種類のクロスにするとがらりと印象が変えられます。また、クロスの張り替えは設備の入れ替えなどのリフォームと比べて安価にできます。

クロスの種類①ビニールクロス

主原料に塩化ビニール樹脂を用いたクロスが「ビニールクロス」です。施工のために紙製シートなどが裏打ちされています。

ビニールクロスのメリット

ビニールクロスは吸湿・耐水性に優れていて、水も通しにくい特徴があります。そのため、油汚れしやすいキッチンなどに使っても手入れしやすいのが魅力です。現に日本では最も多くビニールクロスが使われています。さまざまな加工を施しやすいので、さまざまなカラーのものやエンボス加工されているもの、プリントが印刷されたものなど豊富なバリエーションのものから選べます。

ビニールクロスのデメリット

ビニールそのものやビニールを加工する際に使用する接着剤、可塑剤などにホルムアルデヒドという有害物質が含まれている恐れがあります。健康への影響が心配され、近年では接着剤にでんぷん糊を使ったり、塩化ビニール樹脂の使用量を減らしたりする取り組みもされていますが、シックハウス症候群が気になる方は、避けた方がいいかもしれません。

クロスの種類②紙クロス

パルプを原料にしたクロスで、和紙タイプや非木材紙が原料の特殊紙タイプ、フィルム加工が表面に施された合成紙タイプなどがあります。

紙クロスのメリット

紙クロスは、欧米では最も用いられているクロスです。そのため、欧米から輸入されたおしゃれな紙クロスが多く、欧米風の雰囲気にしたい人から人気を集めています。高級感・重厚感があり、和風の部屋にしたい時にも使えます。木製素材から作られているので、有害物質の発生の心配も不要です。

紙クロスのデメリット

薄くした紙を貼っているわけなので耐久性は弱く、湿気や水、油などの影響を受けやすいのはデメリットです。薄いため張り替えには技術が必要で、適切に施工されていないと時間が経ったときに不具合が起こりやすいと言われています。

クロスの種類③織物クロス

加工したレーヨンや麻などの布をクロスに加工したもので、布の織り方は平織りや不織布などがあります。

織物クロスのメリット

織物ならではの織りの模様や凹凸が、高級感を与えてくれます。通気性の良さもメリットです。

織物クロスのデメリット

凹凸があることから、一度汚れがついてしまうと落としにくいのが難点です。布クロスは収縮性があるので、張る際にはち密さが求められます。腕のいい業者に施工してもらわないと、きれいに仕上がらない可能性があります。

クロスの種類④珪藻土・漆喰クロス

植物プランクトンの化石が堆積した岩石で作られる珪藻土や、サンゴ礁が原料の石灰から作られる漆喰を使ったクロスです。

珪藻土・漆喰クロスのメリット

どちらも天然素材なので環境にも身体にも優しいクロスだと言えます。天然素材ならではの風合いも、プリントでは出せない味があります。消臭・調湿効果が高いのも魅力です。

珪藻土・漆喰クロスのデメリット

珪藻土も漆喰も、調湿・調温効果が期待できる素材ではありますが、薄いクロスで使用できる珪藻土や漆喰の量は微々たるものだと言えます。

その他のクロス

薄くカットしたコルクや天然木を使った「木質系クロス」や、プラスチックの一種であるオレフィンを使った「オレフィン壁紙」など、さまざまなクロスがあります。近年は、壁の一面を「黒板クロス」にするのも人気です。その名の通りチョークで線が描ける黒板の壁紙で、子どもがお絵かきできるのでファミリー層がよく取り入れています。

リフォームでのクロスの色選びのポイント

さまざまな種類のクロスを紹介してきましたが、ここからはクロスの色選びのポイントを4点紹介していきます。

床との調和を考える

床の色より明るい色のクロスを採用することで、部屋の圧迫感を和らげられます。濃い床の色なら明るいクロスにするとモダンな印象に、ベージュ系の床ならグレーやホワイトのクロスでナチュラルな印象になります。このように床との調和を考えてクロスを選びましょう。

色の効果を考える

ホワイトのクロスはクリーンで明るい印象、ブルー系のクロスはさわやかな印象、ブラウンやブラックのクロスは落ち着いた印象など、色にはさまざまな印象があります。色の与える印象を利用して、部屋を希望のイメージに仕上げられます。

アクセントクロスの効果

アクセントクロスは、四方にある壁のうち一面だけを他の壁とは異なるカラーにしてアクセントを付けるクロスのことです。一面だけなので、思い切った濃いカラーや大胆な柄を取り入れられます。子ども部屋のクロスを決める時に、アクセントクロスを子どもに選ばせるのもおすすめです。

大きなサンプルでチェックする

色の特性として、同じ色でも小さな面積ほど濃く見え、広い面積ほど明るく見える現象があります。クロスのサンプルも、小さなサンプルだけで決めると仕上がりが予想以上に明るい色で後悔しがちです。大きなサンプルでチェックしましょう。

まとめ

壁は内装の中でも多くの面積を占めるものなので、新しいクロスに張り替えることで部屋の印象を変えられます。クロスは種類によってさまざまな機能があるので、水を多く使う場所、油はねしそうな場所、湿度が高い場所など、場所に応じたものが選べます。カラー選びも部屋の印象を左右するので、どのようなクロスを選ぶかは、リフォーム会社などのプロと一緒がいいでしょう。

広島県福島市の「株式会社瀬良忠建設」では、新築工事とリフォームを幅広く手掛けております。クロスの張り替えでは、床やカーテン、室内の家電や家具などとのバランスなども加味して最適な種類・カラーのクロスをご提案させていただきます。まずはお気軽にお問い合わせください。